アマチュア張り師のテニスな日々

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人に張ったガット集~ナチュラル・ケブラー編

こんにちは

 

マルチフィラメント編に続き 人に張ったガット集の最後はナチュラル・ケブラー編です。

www.tennis-strings.work

 

 

ナチュラルガット

ガットとは皆さんご存じのとおり消化器官や胃腸の事で 牛や羊の腸を加工した繊維で作られた物です。

現在でもこの呼び方が浸透している様で『ストリング』というより『ガット』と言った方が皆に話が通じるので 私も『ガット』と言う方が多いです。 

ギターでもナイロン弦を張るギターは やはりガットギターといいますね😁

でもギターの場合は一般的に『弦』と言った方が話が通じます。

『ガット』というとナイロン弦の事になるので『クラシックやってんの?』なんて言われます😅

昔は羊の腸を使用していたらしく ゴーセンでもオージーシープと謳っているので 私はずっとナチュラルガットは羊の腸で出来ているのだと思っていました。

しかし今は牛の腸に変わっています。

羊より牛の数の方が多いといった事と 何より腸の長さが牛の方が断然長く その為価格も抑える事が出来るといった事からだそうです。

でもやはり高価なストリングですね。

一度は話の種に張ってみたいなと思いましたが 耐久性は良いとも悪いともどちらともに書かれているのでよく分かりません😅 

値段だけを見てしまうと 未知数な物をとても張る気になりません。

しかしテニス仲間の一人が私と同じような事を思っていて ナチュラルでは多分一番安いと思われる バボラのトニック+ボールフィールを思い切って購入して私に『張ってくれ!』と持ってきました😲

普段安く仕入れているガットばかり張っていたので 張るのが怖かったです😱

 

 バボラ トニック+ボールフィール 

バボラナチュラルストリングを開発して 1875年から生産開始している最も長い歴史を持つメーカー と書いてあったのでストリングメーカーのパイオニアなんですね。

ウィルソンは1914年精肉業を営む中 ナチュラルガットを作ったとあります。

肉屋さんだったんですね😲 

ナチュラルガットというとリボン構造と言われている構造になっているのですが 始め『リボン🎀?繊維状じゃないん?』とシンセティックガットと違う構造を理解出来ませんでした。 

帯状の牛の腸をバボラは7本、ウィルソンは8本と重ねてある事からリボン構造と言う様です。

そしてその帯状のガットをクルクルッと縒ってその上にコーティングをしてあるだけなので シンセティックの様なイメージとは全然違いますが 腸自体繊維状にはなっています。 

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まずパッケージから出して解いてみたら 表面はコーティングのせいか 硬くて上手く縒りが戻らず絡まってしまい大変な事になってしまいました😱

慎重に解いていったのですが どうしても折り目が付きやすく急に曲がったところは白くなってしまいました。

動画でプロのストリンガーがナチュラルガットを張る時に 多分折れ曲がり防止や張りやすくするためだと思いますが ガットが真っすぐになる様に数人がかりで張っているのを見たことが有ります😮

帯状のガットをねじって縒っているだけなので 小さな弧にしてしまうとどうしても折れ曲がりやすいのですが  ウィルソンはこの辺りを改善している様です

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私は一本張りではとても無理だと感じたので二本張りにしましたが それでも縒りの癖が凄く 苦労してガットと格闘しながら普段の1.5倍時間がかかって張りました。

その時はもう二度と張りたくないと思いましたが 今ではもう一度チャレンジしたいなと思っています😁 

弦楽器にも使われているガットは弾いてみると テニスガットでは今まで聴いた事のない 『コーーーン!』ていう気持ちよく響く高音の深い音がしました。

正に音色といってよい とても良い音がしました🎵

水が大敵の様で 水分を吸い込んで膨れ上がってしまうので注意が必要とよく聞きますが マルチでもコーティングが剥がれていると少し膨らんだりしますが ナチュラルはもう少し膨らんでしまいます。

乾燥した小さかった牛ホルモンを水で戻して少し大きくした感じで 焼いたら食べれそうです😁

水を完全に吸ってしまうと柔らかくなって裂けてしまいますが また乾燥すると硬くなって打てそうですがもう既に使い物にはならないでしょうね。

多少の水気なら問題ないと思いますが 雨の中では使用しない方がいいですよ…雨降ったらやらんか😅

f:id:basstennis:20200605214335j:plain 水に付ける前

f:id:basstennis:20200605214412j:plain 水に付けた後

 写真下はねじりの縒りを戻した物ですが この帯状の物を12mの長さで作っています。

マルチを使用していくと繊維が切れて解れていくのですが リボン構造で層が分かれていると一番上の層からの捲れていき 正に裂きイカの様に捲れて順に細くなって行きます。

ナチュラル柔らかいイメージがありましたが そんなに柔らかくはなく 硬さはモノフィラメントぐらいでした。

しかしボールの伸びはウレタンコーティングしたマルチの様で 打感を似せようとしているのがよく分かります。

ビヨーンと伸びるので ボレーの勢いが良いです。

マルチの柔らかい伸びとモノの弾きの良さという事で モノマルチがナチュラルっぽいのか?と思いがちですが モノマルチとも違う感じなので やはりこれがナチュラルなんだと思います。

ガットの滑りが悪いのか スピンは掛かりが悪くボールが上がりがちなので 私が張るならポリとのハイブリッドにします。

 

1.35mmでナチュラルカラーです フランス製

 

 TITAN

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このガットはオークションで落としたストリングの詰め合わせに入っていました。

始めパッケージを見て安物のナイロンか?もしくは色から昔のポリか?と思っていたのですが ナチュラルガットと書いてあるし オーストラリアのメーカーという事も分かります。AUSSIE BEEF🐄

TITANまったく聞いた事がありません。

調べてみましたが このガットを個人輸入で購入した方のブログが出てきたぐらいです。

結構前の日付だったと思いましたが 格安のナチュラルガットだという事が書かれていました。

結構硬い表面のコーティングでバボラのナチュラルとは違う気がします。

何かの機会でポリとのハイブリッドにして張ってみようと思います。

 

ケブラー

ナイロンやケブラーという呼び名はデュポン社の商標の事で 合成繊維のポリアミドを総称として定着した様です。

私はずっとナイロンもケブラーも樹脂の種類かと思ってました。

ケブラーというとパラ系アラミド繊維の事で 鋼鉄の5倍の引っ張り強度や耐熱・耐摩擦性が高く、切創や衝撃にも強いので ヘルメットや防弾チョッキに使用されている繊維の様です。

テニスガットにケブラーが使われたのは まだポリストリングが無かった時代でナチュラルやナイロンでは耐久性に劣る為 それをカバーする為に使用されるようになった様です。

テニスガットではアメリカのアッシャウェイが有名で アガシも使用していました。

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アガシ耐久性を求めメインにケブラー クロスにナチュラルといったハイブリッドで張っていた様で ハイブリッドの先駆者らしいです。

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耐久性しか特徴のないケブラーを使用してあのボールが打てるのですから 流石アガシです!

 

 KPI アラミドファイバー 

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つい興味本位だけで購入したガットです。

細い繊維で出来ているマルチフィラメント構造ですが 強靭なアラミド繊維の為1.1mmのゲージ径なのに張っている時に伸びません。

ニッパーで切る時にも切れはしますが『この細さで硬~⁉』と思うぐらい硬いです。

ポリよりも切れにくいです!

細いので食いつきが良くスピンがかかりやすいです。

反発は良くないので その為なのかコントロール性は良かったです。

硬いガットですが打感はやはりナイロンといった感じです。

反発系ラケットでクロスに弾くナイロンを張れば 比較的反発と柔らかさを得る事が出来ると思います。

硬くて伸びないのでテンション維持は良いです。

やはり耐久性を追求したガットだと思います。

 

これで私が今までに人に張ったガット特集(一部自分のラケットにも張りました)を終わります。

ご購読いただき ありがとうございました😌

 

次回はまた通常のインプレに戻ります。

それではまたよろしくお願いします。