こんにちは
モノマルチフィラメントに引き続き今回からは 私が人に張ったマルチフィラメントの紹介をしようと思います。
マルチフィラメントというとナチュラルガットにもっとも近く 柔らかく弾きが良いとよく言われます。
実際に柔らかさは打った衝撃がほとんど無い と言っていいぐらい柔らかく感じる物も有ります。
私もテニスをする機会を減らすことなく(逆に増えてました)肘が治りマルチフィラメントにはお世話になった時期がありました😁
そんなマルチフィラメントですが自分のラケットに張ったのは最初の数種類ですかねー…
一応私の中でモノマルチと区別して アウター部のコーティング迄全てマルチフィラメントになっている物をマルチフィラメントとして紹介しています😌
シグナムプロ マイクロナイト
テニスを始めてしばらくして打ち方の悪さ故 肘が痛くなっていました。
その時にはナイロンモノを張っていたのですが ポリへの憧れどころかテニスが出来なくなってしまっては元も子もないと思い 高価なので気が引けていたのですが ここは少し我慢して柔らかいといわれるマルチフィラメントを試してみる事にしました。
まず調べたのが柔らかさです。
色々調べてみるとポリウレタンがコーティングされていると 柔らかさと反発性が良いと書いてあったのでピックアップしてみました。
バボラのエクセル テクニファイバーのX-ONEバイフェイズ ウィルソンのNXT 等々やはり有名どころは高価でした😅
まだ自分でガット張りをして間もない私は いきなり高いガットに挑戦する勇気もなく ポリウレタンマルチでは比較的安かったシグナムプロのマイクロナイトを最初に試す事にしました。
フィラメントの数も多い方が柔らかいだろうと思い 1.27mmより1.32mmを選択しました。
このマイクロナイト2010年に ドイツテニスマガジン誌が「心地良い打球感重視のストリングテスト」で総合評価が最も優れたストリングに認定したガットになっています。
心地よい打感とあったので打つ前から期待していた事を思い出しました😅
確かに初日は柔らかさを体感出来て良いな!と思ったのですが 二週目にはその柔らかさが仇になって 直ぐに表面のポリウレタンにノッチが出来てしまいました。
これがマルチが耐久性に劣ると言われている事なのか?と思いました。
その後テンションの急激な降下なのか?太いマルチによる伝達の鈍さか?は分かりませんが 最初の気持ち良さや柔らかさ?は無くなり早々と次のマルチに張り替えてしまいましたが その当時今よりテンションを高めで張っていて 真冬でナイターメインなのに52ポンドで張っていました。
今思うと時季的な事を考慮し 低めで張っていれば違う結果が出ていたと思うのですが いかんせん当時はまだまだ無知過ぎまして…😅
その時は無駄になったと後悔しましたが 後々の良い勉強になったと思っています😊
しかしこのテンションで張ったにも関わらず 柔らかさと振った時の反発・パワーが非常に良かったと当時の私のコメントにありました。
なので「心地良い打球感重視のストリングテスト」で総合評価が最も優れたストリングに認定された事もうなずけます。
カラーはナチュラルの1色。
ゲージは1.27mm・1.32mmの2種類
シグナムプロのナイロンは製造国が記入してないみたい?で不明です。
ソリンコ Xナチュラル
マイクロナイトの次に張ったものはこのXナチュラルです。
もう安いポリウレタンマルチは探し出せなかったので 黒のマルチフィラメントという事で選んだと思います。
当時はカラーのマルチを探していても あまり見つけ出せなかったです。
このガットちょっと変わっていてナイロンなのにラフ加工してあります。
モノマルチで紹介したHEXマルチは6角形という事でしたが 実際は角がないぐらいのガットでしたが Xナチュラルはしっかり凹凸が分かるぐらいです。
表面はポリウレタンでも熱可塑性ポリウレタンである為かナイロンガットの表面とは思えないぐらい硬くて滑りますが ガット自体はクタクタで腰が有りません。
張っている時に滑って大変でしたが いかにもスピンがかかりそうです。
表面は硬くそしてフニャフニャの腰の無さですが 実際の打感は柔らかく反発が良いです。
テンション維持も良くて2カ月経っても ノッチがあまり目立たないといった耐久性の良さです。
熱可塑性という事で摩擦に強くテンション維持も良いのだと思います。
ピュアアエロに52ポンド張ったのですが 楽に飛ばせるので飛びすぎるぐらいでしたがカラーはメッチャ合ってましたね👍
ラケットにもよりますが好き嫌いが分かれるかも知れませんが 組み合わせ次第では攻撃的になりそうです。
飛ばないラケットの方が合いそうですが 実はアエロなんかが一番凄いかも!
カラーはブラックの1色。
ゲージは1.20mm・1.30mmの2種類 ソリンコの工場は台湾にあるようですね。
ゲージの1.3の下が1.2とは珍しい…『1.25やないんやね⁈』
形状といい珍し尽くしのガットです!
ヨネックス レクシス
Made In Japanのガットなので凄く期待していました。
あと大阪なおみ選手がクロスで使用していると知って 余計にテンションが上がっていたのを思い出します😁
メインはポリツアーストライクです。
トッププロがナチュラルではなくナイロンを使うこと自体珍しいですね。
反発が物凄く良かったです。
しかも柔らかい。
ポリウレタンのコーティングがしてあるにも関わらず スピンを掛けに行くと良く掛かりました。
スピンを掛けないと飛んで行ってしまいそうなぐらい パワーとスピードが出ます。
フラットで振った時には凄くスピードが出ます。
何人かに貸した事があるのですが みんな打った瞬間驚いた顔をするぐらいでした😲
ラジカルプロMPに張ったのですが 丁度バランスが良くマッチした感じです。
自分のテニスに対するこだわりは ラケットを振れるうちはポリで行こうと思っています。
そしてポリが辛くなる歳になった時に このレクシスを使ってアシストしてもらおうと思っているぐらいのガットです。
私が使わなく在庫しているマルチを好んで張ってくれている仲間がいますが その方にこのレクシスを使ってもらったら気に入って直ぐにロールで購入してしまうぐらいでした。
その方はエクストリームの290gだったと思うのですが 借りて打ってみたらラジカルに張った時のパワーは出ませんでした?
ラケットの違いでこんなにも違ってくるんだなと感じましたが その方は柔らかくて弾くという事で気に入って打っていました。
自分でも気に入ったものを気に入ってくれると嬉しいものですね😄
普段ですと切れる前に張り替えてしまうのですが 試しに切れるまで使う事にしました。
マルチなので糸が解れて今にも切れそうなところまでいきますが 表面のポリウレタンがしぶとく残って切れるまで1カ月半ぐらいかかりました。
流石に弾力が無くなり硬さがありましたが それでもスピンはよく掛かるしスピードも出ましたね。
カラーはオフホワイト・ブラックの2色。
ゲージは1.25mm・1.30mmの2種類 日本製
バボラ ブリオ
バボラの廉価版マルチフィラメントです。
ポリウレタンコーティングは施されてなく 腰が無くてクタクタです。
柔らかさはありますが 反発は良くも悪くもないといった感じです。
なのでピュアドライブやピュアアエロなんかに合うのではないかと思います。
個人的には1.25mmより1.30mmの方が腰があって 柔らかさも反発もあるような気がしました。
テニス仲間でブリオが気に入ってもう何年も張り続けている方がみえますが 安い値段と性能が気に入っている様で ブリオをロール買いしています😁
その方は切れるまで使う派で切る事も楽しみにしているそうです。
切れそうになるまで使用していると どうしてもガットを切ってみたいといった衝動に駆られるのでしょうね…分かる気がします。
カラーはナチュラルの1色。
ゲージは1.25mm・1.30mm・1.35mmの3種類 フランス製
KPI TPマルチ
KPIのオリジナルマルチフィラメントです。
ポリウレタンコーティングなのに 単張りで格安で販売していたので購入してみましたが 今でも販売しているのでしょうか?
私が自分のラケットにマルチを張ったのはこのガットぐらい迄で その後は肘も手首も治ったので念願のポリに移行していきました。
商品説明より
最高のマルチ、出来ました!
打球感よし、ホールド感よし、
テンションロスの少ないプロ仕様マルチストリング。
とあります。
材質: 高弾性特殊ナイロンマルチフィラメント、
ハイブリッド高性能樹脂、特殊コンポジット紙、特殊フィルム
アウターラップにキラキラのリボンが巻いてあり クリスタルはレインボーカラーに光ってました😅
柔らかくてビヨーンと撓むガットです。
安い割には良かったと思います。
確か左の写真がゴールドで1.27mm 右の写真はクリスタルで1.32mmです。
こんなに安いのに日本製です。
ヨネックス エアロンスーパー850
マルチにしては硬めで モノぐらいの硬さと打感でしたが マルチなので体には優しいと思います。
振っただけスピードが出る感じで 飛び出し具合もマルチよりは早く飛び出して やはりモノの様な感じですがパワーは同じヨネックスのレクシスの方が上だと思います。
スピンをかける様に擦るよりは 厚めに当てる方が合っている気がします。
当てるだけのタッチでは飛んで行かないので しっかり振り切るストローク向けのガットですね。
カラーはホワイト・ブラック・イエロー・ピンクの4色。
ゲージは1.30mmの1種類 日本製
次回part2に続きます。
それではまたよろしくお願いします。